ビーチクリーンをする理由

はじめまして。オールビーチズの運営チームの佐藤佳奈です。

 

オールビーチズは、ビーチごとにチームを作り、ビーチクリーンをはじめ、仲間と一緒に楽しく学び、活動していくコミュニティです。定期的にビーチクリーンをしながら、勉強会やメンバー交流を通じて、それぞれのメンバーが考えを深めたり、環境に配慮した行動を日常生活の中で実践していく手助けができると考えています。

 

今日は、オールビーチズがスタートしたきっかけや、ビーチクリーンをする理由についてお話しします。

 

オールビーチズをスタートしたきっかけ

 

海洋ゴミの問題意識は、一般的にも広まり、ビーチクリーンはさまざまな団体がイベントのような形で実施しています。それに参加することや個人的に行うことも、もちろんとてもいいことだと思っています。実際、運営チームである、なおとさん(マネージャー)、あやのさん(ヨガインストラクター)、そして私は、さまざまな団体が行っているビーチクリーン活動に参加したり、個人的にビーチクリーンを行ってきました。特になおとさんは毎週末ビーチクリーンをしているので、私は「週末ビーチクリーナー」と呼んでいます。

 

ビーチクリーンを行った日の後は特に、プラスチックを使うことに抵抗を感じたり、日常生活での意識が変わることを感じてきました。でも正直なところ、またしばらく経つとその意識が薄れてしまうものです。定期的に同じメンバーでビーチクリーンを行ったり、メンバー同士で考えを深め合うことで、より自分たちの普段の行動を見直せると考え、「ビーチごとにチームを組む」というスタイルにしました。また、ビーチクリーナーの皆さんの中には、なおとさんのように拾った海洋プラスチックをアップセルしたり、あやのさんのようにきれいになったビーチでヨガを行ったり、新しい活動につないでいる方もいます。オールビーチズでは、そのようなメンバーから生まれる新しい活動も応援できるチームにしたいと考えています。

beach clean team

 

ビーチクリーンをする理由

 

日本は海岸で囲まれた国で、多くの海洋ゴミ(特にプラスチックゴミ)が漂着します。日本の海岸にあるゴミは10万トンとも言われています(もっと多く見積もっているデータもあります)。想像するだけで膨大な量です。しかも拾っても拾っても、また海からビーチへとゴミは運ばれてきます。前日キレイにしたビーチに、翌日にはもう新しいゴミが届けられていることもあります。定期的にビーチクリーン活動をしていると、前回よりもゴミがたくさんある、ということも多いのです。そんな状況を目にすると「ビーチクリーンは意味があるのか?」と思うかもしれません。

 

オールビーチズをはじめる前に、私は海洋プラスチックゴミの研究の第一人者である磯辺篤彦教授の著書「海洋プラスチックごみ問題の真実」を読みました。この本には海洋ゴミの実態やマイクロプラスチックの影響を、学術誌に掲載された(査読された)論文のみを用いて、さまざまな角度から語られています。海洋ゴミやマイクロプラスチック問題に興味のある方には、とてもおすすめの本です。

 

▼海洋プラスチックごみ問題の真実(磯辺篤彦著)

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以下に紹介するこの本に書かれているいくつかの事実が、オールビーチズをはじめる後押しになりました。

 

1)日本周辺は、間違いなく浮遊マイクロプラスチックが突出して多い海域(ホット・スポット)である。<p.91>
2)海岸漂着ごみが海岸に滞留する時間は平均して半年。<P.24>メソプラスチック(5mm~数センチのサイズのプラスチック)が漂着すれば劣化が進み、次第にマイクロプラスチックへと砕けていく。自然は、十分に劣化するまで、プラスチックごみを海岸に放置している。<P.89>
(プラスチックが小さくなればなるほど、より多くの生物が誤食し、生物の中に深く入り込んで大きなダメージを与えると言われている)
3)海岸で10g(ペットボトル半分程度)のプラスチックを拾えたら、北太平洋で1キロメートル四方に浮かぶマイクロプラスチックを、一気に回収するのと同じである。<P.162>

 

日本がプラスチックゴミの排出国でもあるからかもしれませんが、日本の海岸にはたくさんのプラスチックゴミが漂着し、日本の海岸で劣化をすることで、多くの生物の体内に取り込まれていると言えます。この本を読んで、私たちが拾える大きさのプラスチックを回収することは、地球環境にとって、とても意味のあることだと思いました。

 

これから、いろんなメンバーと出会い、活動していくことをとても楽しみにしています。

 

オールビーチズ

佐藤佳奈

 

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